Kanri_admin またたび企画には主に３０歳代～６０歳代まで、幅広い年代の女性に起業の相談にお越しいただいてます。
（もちろん２０歳代や、７０・８０・９０歳代の方も大歓迎です！）
本日は、各年代別の女性起業の主な特徴および、お勧めの起業分野、そして起業における注意ポイントなどをまとめたいと思います。
３０歳代の女性起業の特徴とお勧めの業種
またたび企画にご相談いただく３０歳代の女性起業の特徴としては、下記のような方が多い印象です
・会社に勤めているが、起業したいという夢を持ち続けていて、よいタイミングで独立したいと考えている
・仕事の空いた時間を活用して、副業で収入アップをめざしたい
・子育てで離職したが、社会とのつながりを切らないためにも、起業したい
３０代は気力・体力ともに充実している年代のため、今の仕事や子育てに加えて新しい仕事にチャレンジして、
社会的地位を得たい・収入をあげたい、という方が多い印象です。
柔軟性・集中力ともに高い年代のため、今まで関わっていなかった業種でも、
０から学び直すことで経験者に追いつくことができる年代です。
お勧めの起業の分野としては、将来自分が専門にしたいと思う分野や、
新たにスクール・資格の学校などで学ぶ分野となるでしょう。
税理士や中小企業診断士・司法書士・社会保険労務士・宅建士・ファイナンシャルプランナー・
看護師・管理栄養士など、難関といわれる国家資格に望まれる方も少なくありません。
また、本業や子育てに忙しく、まとまった時間を勉強に費やすのが難しい場合は、
自分が得意なことの中に起業のネタがないか、振り返ってみるのがよいでしょう。
お客さんになってくれそうな同世代の人たちが興味を持つ、美容・健康・食・学び・旅行・交友関係・リラックスなどの
分野で起業することで、知り合いを中心として、顧客の輪が広がることが期待できるでしょう。
この年代の注意点としては、年代的に起業資金がまだ十分に準備できていないまま、
手持ち資金を超える大きな出費を行い、自転車操業に陥ることです。
低金利の融資を受けている場合でもも、起業後に定期収入の見通しが立たない限りは
返済できないリスクを抱えることとなります。
大きな出費を決心する前に、お住いの市区町村の起業相談などを利用して
返済計画が立てられるかどうか確認するのがよいでしょう。
４０歳代の女性起業の特徴とお勧めの業種
４０歳代の女性起業の特徴としては、このような方が多い印象です
・会社で長く業務経験を積んで自信もついてきたので、そろそろ独立準備をしたい
・今の仕事とは別に副業をスタートして、収入アップをめざしたい
・子育ての空いた時間を活用して収入を得たい など
４０代は子育てや将来を見据えて、まだまだ資金が必要な時期であるため、
起業・副業をすることで収入を増やしたいという目的の方が多い印象です。
2022年の日本制作金融公庫の調査によると、女性で起業する約4割が40歳代で開業しており、
起業が盛んな年代でもあります。
すでに十分なスキルを会社で積んできた方にとっては、同じ分野で開業を目指すことも可能ですし、
今まで関わっていない業種に０からチャレンジすることも、まだまだ可能な年代です。
お勧めの起業の分野としては、今までの業務の延長線上にある分野や、
今までの習い事やスクールで学んできた分野となるでしょう。
お客さんになってくれそうな同世代の人たちは、仕事や子育てでまだまだ忙しい年代です。
それらの年代の人たちが求めていること・困っていることが何かをよく考え、
解決策を示せるような起業のネタを探せるとよいでしょう。
具体的には子育てを支援するようなサービス、仕事に役立つサービス、家事を支援するサービス
などが求められるでしょう。
この年代の起業の注意点としては、スクールなどで資格を獲得して起業を目指す場合、
いつの間にか資格の取得が目的となってしまって、起業準備が後回しになってしまうことがあることです。
資格を取得できたからといって、それが直接起業につながるわけではありません。
たとえ資格がなくても、お客さんが望むものを提供することができれば、起業が成り立つ分野はたくさんあります。
スクールや資格獲得に資金を使いすぎて、肝心の起業資金がなくなってしまう資格貧乏になってしまわないように
気を付けるのがよいでしょう。
５０歳代の女性起業の特徴とお勧めの業種
５０歳代の女性起業の特徴としては、下記のような方が多い印象です
・数年後に定年を控え、会社勤めをしながら定年後の起業準備をしたい
・会社の早期退職制度を使って退職し、起業をしたい
・子育てがひと段落して一人の時間が増えたので、起業をしたい など
この年代の特徴としては、ある程度の収入・貯蓄がすでにあるので、起業によって収入を増やすという目的よりは、
起業を通して自分の夢を実現したい、社会的に意義があることに挑戦したい、という方が多い印象です。
この年代の女性として、今まで全く関わっていない業種に０からチャレンジするというのは
少しハードルが高いかもしれません。
そのためお勧めの起業の分野としては、今まで会社で経験してきた業務で、独立して一人でも
ビジネスを進めやすい分野、もしくはボランティアやサークルなどで関わってきて馴染みがある分野、などかと思います。
お客さんになってくれそうな同世代の人たちは、仕事や子育てがひと段落つき、
新たな視点や気づきを求めている方が多いと思います。
今までに自分が学んだこと、経験したことを生かして、新たな発想力で起業のネタを探すことができるかが
重要になると思います。
具体的には交友関係を広げられるサービス、生活をさらに豊かにできる、学びを深められるサービスなどが
求められると思います。
注意点としては、年代的にパソコンやスマートフォンでの情報収集が苦手な場合、
起業に関する情報を十分に得ることができず、偏った情報のみで起業を目指してしまう場合があることです。
正しい情報を得られているかを常に確認するようにし、不安な場合は市区町村の公的な起業相談をまずは利用して、
確かめながら進めるとよいでしょう。
６０歳代の女性起業の特徴とお勧めの業種
６０歳代の女性起業の特徴としては、このような方が多い印象です
・会社で定年を迎え、同じ分野で独立して仕事を続けたい
・今までフリーランスとして活動してきた分野が年齢的に続けるのが難しく、別の分野で起業したい
・今まで続けてきた習い事・サークルなどで獲得したスキルを活用して、起業をめざしたい など
人生１００年代を迎え、６０歳代は第二の人生のスタートの時代です。
会社では定年を迎え、家庭でも子育てがひと段落ついた状態で、
社会とのつながりを保ち続け、起業を通して自分の夢を実現したい、という方が多い印象です。
この年代の女性として、新しい業種に０からチャレンジするよりは、今までの経験や知識を生かした
起業の方がよいかもしれません。
会社で行ってきた業務や、習い事やサークル・ボランティアで行ってきた中に、起業のネタがないか
探してみるとよいでしょう。
また、今までフリーランスとして活動を続けてきた方の場合は、SNSやパソコンを活用した
最新の集客手段を学び、６０歳代でも活躍できるように幅を広げていくのがよいでしょう。
お客さんになってくれる同世代の人たちも定年を迎え、時間に余裕がある方が多いです。
第二の人生をスタートしようとしている人たちの指南役になれるように、まずは自分自身が
自信をもって第二の人生を謳歌できることが重要かと思います。
その上で、会社にとらわれない新しい価値観の提案・子育てを終えた後の家庭の築き方などが
提案できる起業のネタ探しができるとよいでしょう。
この年代の方の注意点としては、今までと同じ仕事のやり方を踏襲すると、どうしても同業種の
若い世代に競り勝つのが難しくなります。
どのような業種で起業する場合も、SNSやパソコンなど新しいコミュニケーション方法を積極的に学び、
柔軟に対応していけるとよいでしょう。
まとめ
以上、年代別の女性起業の特徴をまとめてみました。
よろしければ今後の起業の参考にしていただければ幸いです。
全年代を通していえることは、パソコン・SNSに強いことは、起業にとって有利ということです。
起業前や起業をしたばかりで、何をすればよいか分からないという場合には、まずはパソコン・SNSの使いこなしに
挑戦してみましょう。
またたび企画でも、パソコンの基本的な操作をマスターされたい方むけに”パソコン操作スキルレベルアップセミナー”
を実施しています。マンツーマンでじっくりとお伝えしますので、是非ご利用ください！
